ゴー宣DOJO

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高森明勅
2015.7.18 09:24

戦争の真実

ご紹介が遅くなってしまった。

笹幸恵氏の近刊『沖縄戦 24歳の大隊長』。

読み応えがあった。

沖縄戦で、全日本軍が圧倒的な劣勢を強いられる中、唯一、
米軍陣地を突破して目標地点を確保するという、
顕著な功績を立てた24歳の大隊長、伊東孝一陸軍大尉。

その戦いの真実を、
正確に丁寧に描いた秀逸なノンフィクションだ。

小林よしのり氏の『卑怯者の島』が、
フィクションを通じて戦争の
「真実」
に迫ろうとしているのと対照的。

信憑性の高い史料と本人の証言をもとに、
何処までも確実な事実のみを積み上げる手法で、
戦争の「真実」
に肉薄する。

背景となる時代状況への言及は必要最小限度にとどめ、
伊東大尉が実際に体験した苛酷、苛烈な戦闘の現実を、これでもか、
と言うほど綿密に描き出している。

筆致はあくまでも抑制的。

戦争の不条理、酸鼻を極める戦闘の現場、指揮官の煩悶と決断、等々。

それら全てを身近に見据えながら、
著者の筆遣いは、
決して平静を失わない。

そこに、プロのライターとしての誇りと意地を感じさせる。

だから、読み物として実に読みやすい。

そして、沖縄戦の実態をありありと体感できる。

そこから先は、全て読み手に委ねられている。

いかにもノンフィクションらしい潔さ。

何より、伊東氏と笹氏の“出会い”を喜びたい。

伊東氏は、当時の日本軍人の中でも、最も優れた1人だろう。

その彼が、詳細な記録を残し、
かつ長時間に及ぶインタビューにも応じた。

両者の邂逅があったからこそ、
このような良質かつ貴重な作品が生まれた。

だがその出会いも、笹氏が長年、戦争に思いを寄せ、
その膨大な記録を読み、
多数の体験者の話に耳を傾け続けて来た
経緯があってのこと。

つまり笹氏の執念の賜物。

戦争の真実と真正面から向き合うべき今の日本で、
笹幸恵という書き手はますます大切になっている。

「安倍晋三は中韓に屈している!」

平成27年8月2日(日)午後1時 から
『人事労務会館』 にて開催します。

「人事労務会館」
(住所:東京都品川区大崎2-4-3 )は、
JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・りんかい線
『大崎駅』 の 北改札口 を出て左へ、
「西口」 側の左階段を降りて、徒歩3分です。

毎回、会場の場所が分からず迷われる方が、多くいらっしゃいます。

人事労務会館のHPにて、場所をよくご確認の上、ご来場下さい絵文字:重要
(HP掲載の、駅から会場までの地図を印刷し、持参されることをオススメします )

詳しくは、 “ こちら ” でどうぞ。

*当初のテーマから変更しました絵文字:重要

8月2日の「ゴー宣道場」は、

『安倍晋三は中韓に屈している』と題して開催します。

安倍晋三には怒りが溜まりまくっている。

そろそろ十分の一くらいは放出しなければ、健康に悪い。

 

もちろん課題図書は同じで、「屈している!」の部分に、

「戦中・戦後の倫理を問う」のテーマは包摂できる。

安倍晋三の倫理を問う議論でもある。


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今回はわしが司会をして、参加者を巻き込んで進行する。

 

わしを呼ぶ予定だった自民党リベラル派の勉強会が、

「安保法制に反対の小林よしのりを呼んではいかん」と

いう理由で、執行部によって潰され、自民党内では異論を

排除する全体主義が完成している。

 

同日に開催された安倍応援団の勉強会では、

「マスコミを懲らしめる」発言もあり、言論弾圧の兆候も

出始めた。

最初にこの問題でわしの見解を語る。

 

強行採決がいつ行われるか知らないが、安保法制について、

ゲストを交えた師範方で討論もしたい。


ゲストには、著書で慰安婦問題の新たな解決手段を
提案されている
松竹伸幸氏をゲストに迎える。


課題図書として

『慰安婦問題をこれで終わらせる』(松竹伸幸)

『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(笹幸恵)

『卑怯者の島』(小林よしのり)

以上3冊をテキストにして、戦場や植民地での倫理観の

問題を議論することになる。

議論のテーマは状況に応じて変えるかもしれないので、

その都度、報告する。

当日、道場の入場料は、お一人様1000円です。


参加ご希望の方は、このweb上の申し込みフォームから申し込み可能です
絵文字:重要絵文字:パソコン

上 ↑ のメニュー「道場参加申し込み」もしくは下 ↓ の申し込みフォームバナー(画像)
クリックして、申し込みページにお進み下さい絵文字:よろしくお願いします
入力必須項目にご記入の上、お申し込み下さい絵文字:重要絵文字:メール

お申し込み後、記入されたメールアドレス宛に「申し込み確認メール」が届きますので、
ご記入内容に間違いがないか、よくご確認下さい。

※「申し込み確認メール」が届かない方は、以下のような原因が考えられます。

・迷惑メール対策サービスを利用していて、「ゴー宣道場」からのメールが迷惑メールと判定されている
・着信拒否サービスを利用していて、「ゴー宣道場」からのメールが着信拒否の対象となっている
・ドメイン指定受信を利用していて、「gosen-dojo.com」のドメインが指定されていない
・セキュリティソフトやメールソフトで迷惑メール対策をしていて、 「ゴー宣道場」からのメールが迷惑メールと判定されている

reply@gosen-dojo.com」からのメールを受信できるよう再設定をお願い致します。

「申し込み確認メール」が届かない場合、当選メールも届かない可能性がありますので、
ご注意ください絵文字:重要


申し込み〆切後、当選された方にのみ「当選メール」を送らせて頂きます。

当選された方は、道場当日、
その「当選メール」をプリントアウトの上、会場までご持参下さい。

 道場参加申し込みフォーム

応募〆切 は 平成27年7/22(水) です。

当選通知の送付は、応募〆切後になりますので、しばらくお待ち下さい絵文字:よろしくお願いします

皆様からの多数のご応募、お待ちしております絵文字:重要絵文字:晴れ


高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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